折り紙で広がる交流の輪
相模原の橘さん 自宅で教室
夢を折る楽しさ、創作する喜びの輪が広がってほしい−。そんな願いを込めて、子どもたちに折り紙を教え
ている女性がいる。日本折紙協会相模支部「夢折紙」の支部長、橘由美子さん(52)=相模原市磯部=が
その人で、「折り紙は、言葉や年齢を問わずだれもが楽しめる」と魅力を語る。橘さんのほか教え子たちも、
各地のイベントや学校でボランティアの折り紙先生として活躍するなど交流の輪を広げている。(小川慎一)
教え子も“先生”として活躍
橘さんは月二回、自宅で折り紙教室を開き、学校や部活動帰りの小学生から大学生までの女の子十五
人に折り方を指導している。子どもたちは同協会の級制度を利用し、十級から半年ごとに進級。一級になる
と折り紙博士号を取得できる。
ネコや団子など課題作品をチェックする橘さんは厳しいが、九月に座間市で開かれた作品展では、子ども
たちが映画「千と千尋の神隠し」を折り紙で再現、好評を得た。
大学生四人は講師資格があり、各地でのイベントや近隣の小学校にボランティアで折り紙を教えにいくこ
とも多い。
高校二年生の溝呂木歩(みぞろぎあゆみ)さん(17)は教室に通って八年目。折り紙講師になるには日本
語、英語、フランス語、スペイン語の四カ国語で書かれた教本を読みながら、折り方の教え方もマスターし
なければいけない。部活動で忙しい溝呂木さんだが「高校卒業後も続けて、外国の子どもたちにも折り紙を
教えていきたい」と笑顔を見せていた。
横浜、相模原、座間市で開かれている橘さんの折り紙教室には、幼稚園児から七十代までの高齢者や
障害者など約七十人が参加。最近は折るのが難しい恐竜や動物を作ってみたいという子どもが増えている
という。
「折り紙の魅力は折り方が上手になることよりも、人の輪が広がること。子どもたちには夢を与えるような
折り紙を作ってほしいですね」と橘さん。「先生教えてよー」という子どもたちの声に応えて、一緒になって折
り紙を折っていた。
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